Salut! Petite France-アルザスの香り-

大好きなストラスブールでワーホリした1年間は、私にとっての宝物。



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ikim

Author:ikim
静岡県生まれだが、ストラスブールをこよなく愛するえせアルザシエンヌ。
'06年11月よりワーホリ開始、ストラスブールに1年間滞在。
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帰国当日・11月14日−怒涛のCDG−1
私の乗る飛行機は13時過ぎ発だったけど、大事をとって始発のエールフランスバスに乗るため、昨日と同じく5時起床。
昨夜調べたRATPのストライキ情報通り、メトロは動いていないため、友人宅からモンパルナスのバス乗り場まで歩くことに。
重いスーツケースを引きながらだったので、途中坂道がきつかったけど、30分くらいでバス乗り場に着いた。
ストの影響を懸念した人が多かったのか、朝6時過ぎのバス乗り場には既に長蛇の列。バスの出発まで30分以上あったけど、友達と喋っていたらあっという間に時間が過ぎた。
バスが来たので友達とはここでお別れ。また再会することを約束して、バスに乗り込みCDG空港へ向かった。

バスは定刻を少し遅れて発車したものの、車の流れは順調。
これならかなり早く空港に着く、よかった!・・・とホッとしたのも束の間、パリ郊外に出た途端に渋滞に巻き込まれた。これはストの影響なのか、通常もこんな感じなのかはわからなかったけど、上りも下りも結構混んでいた。
とは言っても、チェックインの時間まではまだかなり時間があるので、気持ちにも余裕が出ていた。

バスに乗ること1時間20分、CDGのターミナル2に着いた。
チェックインカウンターに着いて、チェックインが始まるまでしばらく並んで待っていた。
すると、私の後ろに並んでいた親子連れの息子さんが話しかけてきた。
息子「すみません、あなたは中国人ですか?韓国人ですか?」
私「日本人です」
息子「あなたはこの便に乗りますか?どこまで行きますか?」
私「はい。香港経由で名古屋へ行きます」
息子「私は韓国人です。私の母はこの便で香港を経由してインチョンへ行きます。私は別の飛行機に乗って韓国へ帰るので、母の面倒を見ることができません。彼女は英語がほとんど話せないし、彼女は他の人がみんな自分に話しかけてくるように感じてしまう人です。私は彼女が心配なので、香港でのインチョン行きのトランジットまで私の代わりに面倒を見ていただけませんか?」
私は香港での滞在時間が3時間あるし、彼女の乗るインチョン便は私の乗る名古屋便より早く出発する。なんとかサポートできそうだと思ったので、快諾した。
 


お互いチェックインを済ませ、息子さんとは連絡先を交換ししばらく雑談をした後、彼は何度も私に頭を下げてお礼を言い、自分の乗る航空会社のカウンターへ行ってしまった。

お母様はとっても不安そうな顔をしている。お母様は度々韓国語で話しかけてくるけど、何を言っているのかまったく理解できない。私が知っている韓国語はかなり少ないけど、とにかく安心させなくちゃと思い「ケンチャナ(大丈夫)」を繰り返して言った。

空港ではかなりの時間があったので空港内を見学しようと思っていたけど、お母様との同伴があるため泣く泣く中止に。
お母様は本当にインチョンに帰れるのかかなり不安らしく、私たちのそばを通るアジア人に声をかける。大丈夫だからと言ってもわかってくれない。私が捕まえていないと、お母様はどこかへ行っていろんな人に声をかけてしまう、そんな状態がしばらく続いた。

お母様が中へ入りたいと言うので、出国審査へ。
私はお母様のことが気がかりでしかたなく、早く終わらせたいと言う一心で、「出国スタンプを押して」と言うのを忘れてしまった。
お母様と合流した後でそれに気づき「出国スタンプが欲しい」としつこくお願いしたけれど、「普通は要らないから大丈夫」と流されてしまった。そのお願いをしている間にも、お母様はどこかの航空会社のパイロットに声をかけ、韓国語で一生懸命訴えていた。パイロットの男性もかなり困っていて、私はお母様を見つけるなり彼に丁重に謝罪をした。

私たちの乗るキャセイ便の搭乗まで、2時間半。どうやって時間をつぶせばいい?・・・と悩んでいたけれど、そんな暇はなかった。
お母様の行動はエスカレートするばかり。アジア人を見つけては声をかける。
きっと彼女は相手が韓国人だといいなと思って声をかけているんだろう。でも、声をかける人はみんな中国人ばかり。
私がゆっくり簡単な英語でチケットの説明をする。
「このチケットは香港行き、このチケットはインチョン行きで明日香港で使う。ちゃんとインチョンには帰れるから、心配しないで」
それでもやっぱり安心できないらしく、エアカナダのグランドホステス(GH)の人に声をかけ始めた。私が「航空会社が違うし、絶対大丈夫だから」となだめても、お母様はやめない。
私がお母様の腕をつかんでやめさせようとする。彼女たちにして見れば、私たちは同じ国の人間に見えたらしく、「実は国が違ってかくかくしかじかで・・・」と説明すると、「わかった、飛行機を調べてあげる」と会社が違うにも関わらず親切に調べてくれた。
しかし、彼女たちも私も英語でしか説明することが出来ない。結局いたちごっこ。GHの彼女たちも「お手上げだわ」と困惑していた。

お母様がカフェが飲みたいと言うので、近くのカフェスタンドに行くと、そこでも店員に同じように声をかける。店員はかなり困惑していたので、私は店員にも説明をした。
すると、そこにキャセイのチェックインカウンターで業務を行っていたGHがカフェを買いに来た。偶然にも、その女性はお母様のチェックインを担当した人だった。
私たちの状況を察したGHは「私は彼女の状況わかるわ。私がちゃんと説明するから」と言ってお母様に説明をしてくれたけど、やっぱりお母様の不安は消えない。
お母様も半パニック状態で、私も困ってしまった。

長くなってしまったので、次回に続きます。






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