前回の続きです。
お母様は、韓国のお助けダイアルに電話をかけたいと言い出したので、GH(グランドホステス)の女性と一緒に公衆電話へ行く。
クレジットカードで電話をかけるけど、うまくいかない。何度やってもうまくいかず、お母様は一旦あきらめてベンチへ行った。
そしてまた、お母様はアジア人を見ては声をかける。
私が捕まえていてもそれを振り払っては声をかける、その繰り返しだった。
何度目かに声をかけた若い男性が韓国人だったので、お母様は懸命にその男性に訴え、彼女が何を言っているのかを聞こうとした・・・が、彼、英語があまり話せず、私たちはわからなかった。
彼は同じ便に乗るけど香港に滞在するので、お母様とインチョンへは同伴できないと言うことがわかった。
彼もかなり困惑していたようだったけど、一生懸命お母様にチケットの説明をしてくれた。その様子から、やっぱりお母様の不安はインチョンにちゃんと行けるかどうかと言うことだと判明した。
GHの女性は、キャセイに連絡して韓国語の話せる乗組員を探すようお願いすると言ってくれた。
この後お母様は韓国お助けダイアルに電話できたので、多少落ち着きを取り戻したかに見えた。
しばらくすると、CA(キャビンアテンダント)が私たちのところに来て、お母様と韓国語で話を始めた。そして、お母様は「母国語のみ」と言うバッジを胸につけ、私たちは搭乗した。
しかしお母様の不安は消えていないようだった。
CAがなだめるようにお母様に説明し、少しずつではあるけど落ち着いていったようだった。
私はCAに「彼の息子さんから面倒を見るように言われているんです」と話すと、「あなたはもういいですよ、ご自分のお席でごゆっくりなさってください。どうもありがとう」と言ってくれた。
お母様も落ち着いたようで、私もやっと機内で落ち着くことができた。
本当に、怒涛のCDG空港でした。
今思えば、もっと機転を利かせて最初からお母様の状況を説明してCAの人に面倒を見てもらうようにすればよかったのかも、と思います。自分でなんとかしなければと言う気持ちが強すぎて、逆にお母様をもっと不安にさせてしまったのかもしれないな。
機内では窓際の席に座っていたチリ人のおじさんとお話したり、映画を観て楽しみました。チリのおじさんが音楽を聴きながら歌ってたのがおもしろかった。やっぱりラテン系は陽気!
11時間のフライトを経て香港へ。
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